デリケートな口腔内を傷付けずに口腔ケアを行うために知っておきたい5ステップ

高齢者の健康維持に必須の口腔ケア
口腔ケア5ステップ

口腔ケア5ステップ

口腔ケアの正しい手順

口腔ケアはブラッシングを含め、5つのステップに分けられます。食後に実施するのが基本ですが、可能であれば就寝前や食前にも行います。それぞれのステップごとに正しいやり方を見ていきましょう。

「うがい」

1つ目は「うがい」です。口の中に残っている食べかすなどを吐き出すようにブクブクうがいをします。入れ歯を装着している場合は外してからうがいをします。寝たきりなどでうがいができない場合は、ガーゼやスポンジブラシを使って汚れを取り除きます。

「ブラッシング」

2つ目はブラッシングです。まずは口内に残っている歯を磨きます。粘膜は繊細なのでスポンジブラシを使ってやさしく擦り取るようにしましょう。力を入れ過ぎると傷を付けてしまうこともあります。細かい部分も注意して行いましょう。ブラッシングは歯ブラシを使って行いますが、古い歯ブラシだと清掃効率が落ちてしまうため時間も余計にかかってしまいます。時間が長引けば要介護者にも大きな負担となるため、歯ブラシは定期的に交換するようにしましょう。ブラッシングのコツや、ブラッシングを行う目的について紹介している「歯と歯ぐきのブラッシング」を記載していますので、そちらも参考にしてみてください。

「舌のケア」

3つ目は舌のケアです。専用のブラシやスポンジブラシを使って、奥から手前にかき出すように舌苔を取り除いていきます。汚れがたくさん付いている場合は数回に分けて行いましょう。一気に全部取ろうとすると力を入れ過ぎて傷付けてしまいます。また、ケアが長時間におよぶと要介護者の疲労にもつながります。丁寧に手早く行うようにしましょう。
一通りブラッシングや舌のケアが終了したら、落とした汚れを吐きだすためにうがいをします。4つ目のステップである「うがい」は非常に重要な工程です。汚れを口の中に残したままで終わらないように、しっかりとうがいをしましょう。

「入れ歯の清掃」

5つ目は入れ歯の清掃です。入れ歯も毎日ケアしなければなりません。歯に歯垢が付くように、入れ歯にも歯垢が付くからです。きちんと手入れしなければ入れ歯そのものが細菌の温床となってしまいます。残っている歯が虫歯になったり、歯周病が悪化したり、増殖した細菌によって誤嚥性肺炎を起こしたりするリスクが高くなります。

自力でできる場合は自分でケアさせる

要介護者本人が自力で口腔ケアができる場合は、なるべく本人に行わせるようにしましょう。介護士は必要以上に介助せず、見守るようにします。上手にできているところは褒めて、磨き残しがあるときは励ましながら注意すると本人の意欲が損われないため、口腔ケアに対するモチベーションを維持できます。

口腔ケアを知ろう

健康的な生活を維持するために口腔ケアは欠かせません。口腔ケアの重要性が高まっていることもあり、口腔ケアに力を入れている介護施設も増えています。当サイトでは口腔ケアの目的や効果などを分かりやすくまとめています。当サイトに関するお問い合わせはお問い合わせページからお願いいたします。